こんにちは、簿記ニキです。
今回はExcelの関数「VLOOKUP」を解説します。
名前は聞いたことあるけど、なんか難しそう。そう思って避けてきた人も多いと思います。
でも構造はシンプルで、ルールさえわかれば誰でも使えます。
この記事を読みながら、下にある動くツールで手を動かしてみてください!
VLOOKUPでできること
VLOOKUPは一言でいうと「表の中から、条件に合うデータを自動で持ってくる」関数です。
たとえばこんな場面です。
・社員IDを入力して、社員の名前を持ってくる
・商品名を入力して、値段を持ってくる
要するに「これに対応するアレを探して」をExcelに頼める関数です。
関数をいれることで毎回手で探してコピペしていた作業が、ミス無く一瞬で終わります。
VLOOKUPの書き方
書き方はこうです。
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, FALSE)
いきなり式を見ると「うっ」となるかもしれません。でも中身を分解すると、入れるものは4つだけです。
① 検索値:何を探す? → 社員番号「1003」などの検索したい値が入ったセル
② 範囲:どの表を検索する? → A2:C6 など対象の表範囲
③ 列番号:左から何列目の値を返す? → 2(名前の列)など数値で入力
④ 検索方法:とりあえず FALSE(完全一致)と入れておけばOK
最初は「4つを順番に入れる」とだけ覚えておけば十分です。
使っていくうちにすぐ慣れると思います!
実際に動かしてみましょう
↓ まずE2をクリックして社員IDを選んでみてください。
次に下の数式の列番号を選択すると指定した値が返ってきます。
VLOOKUPは内部でこういう動きをしています。
まず、指定した範囲(A2:C6)の一番左の列(A列)を上から順番に見ていきます。「検索値(今回はE2)と同じものはどこだ?」と探している状態です。
一致した行が見つかったら、縦の検索はそこで終わりです。次は横に移動して、指定した列番号の分だけ右にズレたセルの値を取ってきます。列番号2なら2列目(B列・氏名)、3なら3列目(C列・部署)です。
※デモではこの動きを黄色・ピンクで視覚化しています。
一言でまとめるとこうです。「縦に探して、横に取ってくる」。分かれば意外と単純です。
初心者がつまずくポイント
VLOOKUPでよくあるミスをまとめました。先に知っておくと、いざエラーが出たときに焦らずに済みます。
#N/A が出る
一番よく見るエラーです。「検索値が見つからなかった」という意味です。原因は主に2つです。
ひとつはそもそも表に検索値が存在しないケース。入力した値が表の中にないと当然ヒットしません。
もうひとつはスペースの混入です。「1003」のつもりで入力しているのに、実は「1003 」(末尾にスペース)が入っていると一致しません。
#REF!が出る
範囲を A2:C6 にしているのに列番号「4」を指定すると #REF! エラーになります。
列番号は範囲の左端を1として数えます。A=1、B=2、C=3です。範囲の外を指定しないように注意しましょう。
左端の列しか検索できない
VLOOKUPは必ず左端の列しか検索できません。そのため検索値を表の左端に置いておく必要があります。今回のデモでいうと、「名前で検索して社員番号を返したい」という使い方はできません。
左端以外で検索したいときはXLOOKUP(Excel 2019以降)の出番です。
まとめ
VLOOKUPを整理するとこうなります。
- できること:表の中から条件に合うデータを自動で取ってくる
- 書き方:
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, FALSE)の4つを入れるだけ - 動きのポイント:縦に探して、横に取ってくる
最初は「なんとなく使える」で十分です。使い込むほど「これがないと困る」という関数になります。
ぜひデモで何度か試して、手に馴染ませてみてください。


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